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感動する話 《生まれて生きて生かされて》

今の幸せに気付かない者は、永遠に幸せになれない
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   中村久子


『四肢切断 中村久子先生の一生』(致知出版社刊)より
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 運動会で、伴奏につれて
「おもちゃの兵隊」を踊っている
 わが子の姿を見たとき、
 稲妻のように先生の頭をかすめたものは、
 亡くなった母親のことでした。

 母はわが子2人の入学式の姿も
 運動会の姿も見ることはできなかったのです。
 よその子の楽しげなその姿を見たとき、
 母はどんなに悲しかったことだろう。
 それなのに、自分は両手両足のない
 体でありながら、五体健全の体に恵まれた
 わが娘のこの晴れ姿を見ることができる。

 中村先生はこのときはじめて
(自分が母に与えていたものは、 
 悲しみと苦しみだけであったのだ)
 と、気づくのです。
 
 ここが、我々並の人間と違うところです。
 私たちは死ぬまでわが身の不幸を呪う。
 しかし先生は、
(私は手足のない体を
 背負って生まれてきて、
 父母を嘆きのどん底に突き落とした。
 この罪をいったいどうするのか)
 という高いこころに達するのです。
 
 先生は自分の運命まで自分の責任として、
 人生を切り拓いていく境地に辿り着いた。

(自分で生きているのではない。
 生かされて、生きているのだ)
 という感謝のたぎりを持つのです。
 このとき、先生の心に閃いたものは
(渡る世間の鬼の人々も、
 自分を鍛えてくれた尊い仏たちであったのだ。

 そして、自分に温かくしてくれた人々は、
 不幸な方々にはこういう
 おもいやりの心で接するのですよ、
 と教えてくれた、これも尊い仏たちであったのだ)
 という天の教えに気づくのです。

 これをきっかけにして、
 先生は人間の本当の生き方を探る道を歩き始めます。

 このときから先生は、手足のないわが体を、
「仏さまから、賜った体」として受け止め、
「不幸で不運な運命こそ、神のお恵みである」
 との強烈な精神で、
 その激しい戦いの人生を、
 顔をまっすぐにあげて生きぬいていくのです。

 そしてこのころ、
 先生は、重大なことに気づいております。
 それは
(両手両足を切り落とされたこの体こそが、
 自分に人間というものを、
 人間としてどう生きるか
 ということを教えてくれた、
 最高最大の先生であったのだ)
 というめざめであり、
(私を救ってくれたのは、
 訪ね歩いて道をきいたえらい坊さんたちや
 大学者たちではなくて、
 両手両足切断のこの体であったのだ)

 という重大な発見をするのです。

(黒瀬曻次郎 (著) )



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プロフィール

taka

Author:taka
ニックネーム:孝ちゃん
 性 別  :男
 血液型  :O型
 現在地  :広島市

69歳の今も、何にでも興味を持ち、いつも熱き心で青春だ。人生は、成るようになるし、また成るようにしかならん。起きるべきことが起きるから深呼吸してリラックス リラックス。
「明日死ぬと思って生きよ 永遠に生きると思って学べ」を心に。

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Tony Bennett, Lady Gaga - Winter Wonderl
Von Trapp Kids All Grown Up! -The Sound
ひろしま協創高校バトン部
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