FC2ブログ

素敵な話 《とんちの一休さん》

一休さんの逸話で直ぐ思いつくのは、「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」だ。
正月が来るたびに、歳をとって、冥土へと一歩一歩近づくのだから、めでたいようなそうでもないようなということで・・・
この世での最後の言葉が「死にとうない」とは、素晴らしい言葉だ。楽しい楽しい人生だったから言える言葉。
是非こう言える人生を送りたいものだ。
それから作り話だと言われているが、「大丈夫 心配するな 何とかなる」 と書いた手紙を弟子に残した話。
この世の真実をずばり言い当てていると思う。歌にもある「ケ・セラ・セラ」なのだ!!
───────────────────────────────────
       ブログ自由人の カルマ・ヨガ ノートより

一休の享年は87歳で、当時としてはものすごく長寿だ。
 「末期の糞をさらして梵天に捧ぐ」という、これもまたとんでもない辞世の句を詠み、さらに弟子たちに「わしが亡くなったのち、どうしても手に負えぬ深刻な事態が寺で起こったら、この手紙を開けなさい」と言って一通の手紙を渡した。

 そうしていよいよ息を引き取るとき、最期の言葉が――

「死にとうない」
一休さん

 悟りを得た僧らしからぬ一言だけど…、もちろん恐怖や執着から口にしたものではないだろう。
 「思いも寄らぬ言行で周りを驚かせる、一休らしい人生の締めくくり」という人もいる。

 でも、そうした「いたずら心」以上に、もっと踏み込んだ意味があるのではないかなと思う。

 一休は、今風のスピリチュアルな言い方をすれば、まさに「空意識」として在ったはずだろう。
 この次元の幻想性を見通し、魂の永遠性を知り、小さな自我から解き放たれ、根源的な「大いなる愛」や「ワンネス」も経験していたかもしれない。
 その上で相当な長生きまでしながら、「死にとうない」などと往生際の悪いことを言う理由など、全くないように思える…。

 また一休は、高貴な身も、貧困生活者としての身も、ひとつの人生の中で経験した人だ。
 戒律に関係なく好きなように飲み食いし、ほれ込んだ愛人と亡くなるまで暮らした。一方で、生涯で2度の自殺未遂をするなど、喜びも絶望も心の底から味わい尽くした。

 そのように、霊的にも精神・肉体的にもやり残すことなく終えた人生を振り返ってみて、一休が痛切に感じ入ったのは――、「この世における生の、とてつもない素晴らしさ」なのではないだろうか…。

 例えば私たちも、旅で忘れ得ぬ出会いや経験をして、そしていよいよ帰る日を迎えたとき胸いっぱいに広がるのは、別れがたく去りがたいという気持ちだろう。
 このままずっと留まることができればと望むものの、それはかなわぬことと分かっているから、私たちは先へと進んでゆく。

 一休はきっと、人の本質は不死であることや、物理的次元を超えた壮大な真実までも十分に分かっていながらも――、それでもなお「この世の経験というのは、本当に去りがたいほどに素敵で貴重なものだ」ということを、生き続ける人々に伝えたかったのではないだろうか。

 「この世のことは幻だからどうでもいい」のではなく、「もう十分に長く生きたから早く逝きたい」でもなく…、「死にとうない」なのである。

 まさに、この世に対する最大級の“賛美”を込めた言葉。それが、「死にとうない」という率直な一言だったに違いない。

 さらに後日談――

 一休が他界して何年ものちのこと、寺の存続にかかわる一大事が巻き起こった。
 事態に窮した弟子たちは、一休が最期に残した手紙のことを思い出す。その遺志のとおり、手紙はずっと開かれることなく、寺の中で丁重に保管してあった。

 今こそ師の知恵にすがる時と、弟子たちが恐る恐る手紙を開いてみると、そこに書かれていた言葉は…

「大丈夫 心配するな 何とかなる」

 この話は、近代の作り話だと言われるけど、いかにも一休さんぽいし、そしてまさしく真実を突いた言葉だなと思う。
 付けられた尾ひれ背びれも、「一級品」ですよね。

   


人気ブログランキングへ
広島ブログ
 出逢いに感謝
ファンタスティック ツリー
プロフィール

taka

Author:taka
ニックネーム:孝ちゃん
 性 別  :男
 血液型  :O型
 現在地  :広島市

69歳の今も、何にでも興味を持ち、いつも熱き心で青春だ。人生は、成るようになるし、また成るようにしかならん。起きるべきことが起きるから深呼吸してリラックス リラックス。
「明日死ぬと思って生きよ 永遠に生きると思って学べ」を心に。

リンク
Tony Bennett, Lady Gaga - Winter Wonderl
Von Trapp Kids All Grown Up! -The Sound
ひろしま協創高校バトン部
  ツイート
カテゴリ
月別アーカイブ