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今日も生かされて

.14

西式断食体験記

自分史 H.18年10月~11月(断食体験記ー24)

夕食の時も、咳が止まらず、しんどそうな、おじいさんだが奥さんの助けを借りて少し食べてるようだった。
咳止めの注射か何か分からないが、看護婦さんが注射をしていた。
自分もおじいさんのことを心配する余裕は無い状態で、貧血が少し改善してきたが、まだまだフラフラする感じで殆どベッドの上に居ることが多く、トイレに行く時にやっと立ち上がれるという状態だ。
幸いなことに、部屋の中にトイレがあるので助かっている。本当はこの部屋は、差額ベッド代を相当取られるんだろうけど・・・
午後10時頃になっても相変わらずおじいさんの咳は、続いていた。気になりつつ眠たくなってきたので、眠りに付いたが、2時間経った頃目が覚めた。おじいさんは、咳き込むことも無く静かなので、やっと眠れたのかなっと思って、おじいさんを見たら、ベッドを少し起こして眠っているように見えたので、良かったなぁと思い眠りに付こうと思ったが、おじいさんが余りにも静かで、どうもおかしいと思い、おじいさんの胸に目線を持って行って、20秒くらいジッと胸を見たが、胸がぜんぜん動いていないので、「こりゃあ大変だぁ」と思い、フラフラする体で当直の看護婦さんに知らせにいった。看護婦さんが直ぐ来て、応急処置をしたり、ドクターに連絡したりしていたが、もう亡くなっていたようだ。
もう真夜中の12時を過ぎていた。おじいさんとの仕切りのカーテンを看護婦さんが閉めたので、カーテン越しに、亡くなったおじいさんの処置をする看護婦さんの声やドクターの声、駆けつけた親族の声、葬儀屋の声などをカーテン越しに聞いていた。もう午前3時頃だったが、おじいさんが部屋を出る時、私はベッド上で正座をし、合掌してカーテン越しにお見送りをした。
急に静かになった部屋で私一人。まだ本調子でない体で、疲れているんだが暫く眠れなかった。人の死に直面して、人生の儚さ、あっという間に人生が終わる現実、自分の死はどんな形で迎えるだろうか様々な想いが脳裏を駆け巡った。それでもいつの間にやら眠っていて、朝の太陽に起こされた。昨夜起きたことが夢のように思えるが、隣のベッドは、当然おじいさんの姿は無く、次の入院患者のために綺麗なシーツが引かれていた。


   断食道場のホームページ http://www.coara.or.jp/~ryoten/

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プロフィール

taka

Author:taka
ニックネーム:たかちゃん
 性 別  :男
 血液型  :O型
 現在地  :広島市

69歳の今も、何にでも興味を持ち、いつも熱き心で青春だ。人生は、成るようになるし、また成るようにしかならん。起きるべきことが起きるから深呼吸してリラックス リラックス。
「明日死ぬと思って生きよ 永遠に生きると思って学べ」を心に。



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