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in 無題

いまここを生きる 《前後裁断》

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先週末、前の職場の寮管理人の時、知り合ったKさん、Yさんと忘年会をした。色々な話で盛り上がったが、その中で、Kさんが海で遭難して、一人がやっと助かる木切れに摑まって漂流していた時、もう一人が木切れに捕まろうとしたら、どうする?と聞いて来た。
「あっちへ行け」と言って、自分だけ助かるか、木切れをもう一人に渡して、自分の死を選ぶか・・・
Yさんは、「あっちへ行って欲しい」と、お願いすると言った。結局、自分だけ助かることを選ぶと・・・
まぁ当然かもしれないが、もう一人が、自分の子供だったり、親だったら、果たしてどうするか・・・
私は、その場に遭遇しないと「分からない」としか答えられなかった。

……………………………………………

     「当然の限度の高い社員。青天井型社員」
              
            長谷川常雄(キューサイ社長)
        
            『致知』1997年5月号
           特集「リーダーシップの本質」より            
               ※肩書きは掲載当時です。
             月刊誌『致知』より
(長谷川社長は十数年で青汁を年商131憶円<末端ベース>の事業に
 育てられたわけですが、そのエネルギーの源泉はどこにあるのですか)
 
これもまた難しい質問ですね(笑)。
先程いったように、私は仕事にのめり込む人間なんです。

でないといい仕事ができないと思っている。
経営計画書にも、切望する社員の人間像として
そう明記しています。

第一は、仕事に対して、こうしたいああしたいという
強い「念」を持っている人。

第二に、その仕事を成し遂げる「パワー」のある人。

第三に、その仕事に「のめり込む」人。

この他に何項目かあるのですが、例えば、

「当然の限度の高い社員。青天井型社員」

というのがある。

たとえば、Bという会社は
翌日決算のできる会社です。
普通は翌月に月次決算が出ない会社がいくらでもある。

そんな会社で翌日決算を出せといっても、
そんなことは無理ですとなる。

しかし、社長の私はいろんな会社を見てますから、
そんなことは「当然できる」という。

それが「当然の限度が高い」ということです。
その限度は上層部の人間ほど高くなっていくもので、
社長が一番高い。

社員にも「当然の限度」を高くしていってもらいたい。
そして最後には、何でもできるという
「青天井型の社員」になってもらいたい。

そしてもう一つ私のエネルギーの元といえば、
くよくよしないことです。

中村天風(てんぷう)先生の本にこういうのがあります。

虎に追いかけられて木に登ったら、
木の上から大蛇が出てきた。

枝に逃げたら、ポキッと枝が折れた。
下は断崖絶壁。

蔓に飛び移ると、ポリポリと音がする。
見上げるとリスが蔓を噛んでいる。

「さあ、どうする」と聞かれた天風先生は何と答えたか。
先生は「落ちてから考える」(笑)とおっしゃったそうです。

私も「落ちてから考える」タイプの人間なんです。
頭には「いま、ここ」しかない。

過去の過ちも功績も
「そりゃそうだろう。それでよかったし、当然なんだ」と認め、
受け入れ、悲観せず、有頂天にもならない。

また、将来のことは、戦略や予測は真剣に考えるが、
思い煩うことはしない。過去も未来も、
煩いをスッパリ切り捨て、いま、ここに集中する。
これを前後際断(ぜんごさいだん)というそうです。



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